葛西紀明<メレンゲの気持ち>妻との結婚生活レジェンド11月7日

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レジェンド葛西紀明

初めて出場したアルベールビル五輪1992年当時19歳から23年。
世界最多7度のオリンピック出場。

2014年ソチオリンピックでは、男子ラージヒル決勝で日本人最年長の41歳で銀メダル獲得。
日本中に感動の嵐を巻き起こした。
「まだ諦めずに金メダルを目指して頑張りたいと思っている」

2014年ワールドカップで史上最年長優勝を達成するなど、現在3つのギネス世界記録を持ちながら、今なお現役で戦い続けるレジェンド。

・ワールドカップ最年長優勝
・冬季五輪7大会連続最多出場
・冬季五輪スキージャンプ最年長メダリスト

16歳から日本代表。小・中学生のときは負けなし。

小さいころ貧しかったが、ジャンプをやらせてもらって、親を裕福にさせたいという気持ちがあった。

中3のとき、中学生は出られない試合で、テストジャンパー（競技前に滑走路や風などの状況を確認するために飛ぶ）で大人に勝っていた。
優勝した選手より飛んでいた。

ソチオリンピック日本選手団主将は、やっときたかという感じ。
7回目で、ソチはくるでしょうと思っていたが、浅田真央や高梨沙羅というウワサがあって、あれ？と思っていた。

プレッシャーはなかった。
次の日にジャンプがあるので、風邪をひいては困るということで、いつも開会式は出ないが、ソチのときは出た。

皆にパワーをあげて頑張ろうという気持ちで出場した。

選手団主将は総理の前で挨拶をする。
緊張してカミカミになった。原稿はもらったが手が震えて読めなかった。

92年に初めてオリンピックに出場して22年かけて穫れたメダルだったのでうれしかったが、やはり金メダルを獲りたい気持ちが強かった。

金メダルが獲れると手帳に書いていた。
獲ったら大の字になって号泣すると書いてあった。

その場面が来た。涙をこらえてウルウルしきて、くるぞくるぞと思って見ていたら、2位。急に冷めた。
あと80cmだったので悔しかった。


減量しなければならない。
40歳過ぎると体重が落ちないので断食する。

試合の3日前から断食。
60.00kgより100gでも少ないと失格。

1kg重いと2m飛べなくなる。
2～3kg重いと5～6m損をする。

毎日20回くらい体重計に乗っている。
朝起きて乗って、ランニングから帰ってきて乗って、朝食を食べて乗る。

試合前に乗って、スタート台に行く前にも乗る。
ジャンプは2本飛ぶが、1本飛んだ後にランダムで選ばれる。抜き打ち。

上位につけていたが、200ｇ足りなくて失格になったこともある。
おしっこに行って水を飲み忘れた。

現役にこだわる理由は、長野オリンピックの悔しさ。
あれがあるから続けてこられた。

長野オリンピック直前に足首を痛めて補欠になった。
日本人4人（岡部、斉藤、原田、船木）が金メダルを獲って、自分だけ持っていないのが悔しくて悔しくて。

皆、嬉し涙を流していたが、自分だけ悔し涙を流していた。
岡部孝信は同じ故郷の先輩で、自分のために金メダルはあまり公に出さなかった。

ワールドカップは毎年30戦ある。1勝は100万円くらい。
オリンピックは金メダルが300万円、銀は200万円。

以前は車に使った。車が大好きで、全部スポーツカー。
フェラーリ360モデナが最後に一番大きい買い物。
賞金をゲットしたらそのまま車に流れていった。

長野オリンピックのあと、金メダルの4人が目立ちすぎていたので、自分も金がいいなと思って金髪にした。
それからモテるようになった。

日常生活

毎朝日課の30分ほどのランニング。

サングラスのコレクション
2014年メガネドレッサー賞をもらった。999.9（フォーナインズ）のサングラス。
メガネは全て伊達。変装用とオシャレのため。

ラブラブ新婚生活

卵焼きが得意。バター風味の厚焼き玉子。
20代の頃、寮に住んでいたとき、寮のおばちゃんに教えてもらった。

朝食：味噌汁、ニシンの焼き魚、いくらの醤油漬け、納豆、卵焼き。
夕食：しいたけの肉詰め、松茸ご飯、豚汁（中の人参はいつもハート型）

奥さんは12歳年下。ひょうきん。遠征中も変顔の写メを送ってくる。

名前がれいななので、普段レイチェルと呼んでいる。
葛西紀明は前はのりちゃまと呼ばれていたが、今はちゃま。

結婚式の写真



メダルを獲ったらプロポーズしようと思っていた。
プロポースの言葉は「お前しかいない！」


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