2017年2月4日放送のメレンゲの気持ちで、阿川佐和子63歳が著書『強父論』について、名前「佐和子」の由来、デビューのキッカケ、対談で盛り上がらなかった人、阿川佐和子伝説として新幹線「のぞみ」の名付け親であることなど、飲み友達などについて語った。
西加奈子へのアンケートは、飲むとどうなるか、直してほしいこと。

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ゴルフを今でもやっている。ビートたけしとかと行っている。

2016年に発売した『強父論』がロングセラー。
2015年に父親の小説家 阿川弘之が亡くなったことをネタに書いた。


生まれてこの方、ずっと怒鳴られていた感じ。

「誰のおかげでこの家に住めて暖かい部屋で寝られて飯が食えると思ってるんだ 嫌だったら出てけ」と中学生くらいから言われていた。

帯には「ビートたけし氏絶賛!」の文字。

お前の名前はお墓から取った


全然関係ない人の墓。お兄さんが産まれた当時、男か女かわからなかった。
父親 弘之は女の子が生まれると思い込んで女の子の名前を考えていた。

師匠の小説家 志賀直哉から直子と名付けようとしていたが、生まれたのは男の子だった。男の名前は何も考えていなかった。

母親が入っていた産院の前を自転車で通ったら立派な墓があった。その中に南尚之の墓があった。直と音が同じで之も自分と同じなので尚之を断りもせずもらった。

2年後に阿川佐和子が産まれたときも、母親が同じ産婦人科に入っていて、尚之の隣に佐和子があったのでこれにしようと思った。

南さんは九州の偉い方らしい。

デビューのキッカケ


父親が雑誌のグラビア写真に娘と出てくれと言われた。阿川佐和子は慣れていなくて緊張していたらカメラマンに「父親に手をかけてみて」と言われた。

手をかけると「うるさい!触るな!」

二人してぶーたれた顔が写真に載った。それがテレビのプロデューサーの目に留まって、これをレポーターに使ってみようかということになった。

若かりし頃の阿川佐和子

若かりし頃の阿川佐和子

父親は阿川佐和子のテレビはほとんど観ていなかった。

情報番組で父親を出そうという話になって、阿川佐和子は嫌だったが生放送で来た。

阿川佐和子は慣れていたので、他のゲストのマイクを直していたら
「慣れた手つきでマイクなんて直しやがって」

阿川弘之は文化勲章を授与されたが、阿川佐和子は対談人数が半端ではない。1200人くらい。

対談で盛り上がらなかった人


最初から盛り上がらないだろうなと思って、本当に盛り上がらなかったのが山田花子。嫌な印象はないが本当にシャイ。

「今暑い?」「いえ」

「もう帰りたい?」「はい」

平成生まれは知らない 阿川佐和子伝説


・新幹線「のぞみ」の名付け親


「ひかり」という車両からもっと速い車両ができるにあたって名前を考えましょうと公募した。

集まったものを最終的に委員会をやって決めたいので来てくださいと言われた。

乗り物に詳しかった父親に相談したら「一つだけ覚えておけ 歴史的に列車の名前は大和言葉でつけられてきた 大和言葉の方がいいんじゃないか?」

JR東海の中で一番人気が高いのは”希望”です」と言われ「希望を大和言葉に直すと”のぞみ”ですね」とつぶやくように言ったらそれに決まっていた。

・童謡『サッちゃん』のモデル


サッちゃんを作った阪田寛夫が近所に住んでいて、しょっちゅう遊びに行っていた。

なので「私のことをモデルに書いてくれたのかな」と思った。そう思ったのが3人も4人もいた。小林幸子安田祥子もそう思ったらしい。

あとで本人に確認したら、幼稚園の頃に憧れていた女の子がサチコだった。



・番組中ゲストに本気で殴られた


叩かれた。『TVタックル』で田嶋陽子が怒りはじめて「だったら私は腹が立つから帰る!」と隣で言った。

資料とか机の上に広げていた。それをまとめて渡したら「アンタ私を帰したいのか!」「お荷物はまとめた方がいいかなと思って」

「パーン」と資料で叩かれた。

飲み友達


最近、U-zhaanとか池ちゃん(レキシ 池田貴史)。

U-zhaanはタブラというインドの打楽器を叩くミュージシャン。

ラジオに出ているのをたまたま聴いていて、なんて素敵な面白い人なんだろうと思って、こういう人と友だちになりたいなと思っていた。

その矢先に、たまたま『ヨルタモリ』にU-zhaanがレギュラー出演していて、ばったり会ったので「会いたかったんです」最初はビビられた。

もう一回仕事でばったり会うことになったら、少し安心したらしい。インドカレーにすごく詳しいので「美味しいインドカレーを食べに行きたい」と言った。

「食べに行くとき誰誘いましょうか?」ということでいろいろな人が集まるようになった。

池ちゃん、直木賞作家の西加奈子、同じく小説家の村田紗耶香など。

西加奈子にアンケート


・阿川さんは飲むとどうなる?


大人数で飲んだとき、あまりに楽しくてみんなベロベロになった。阿川さんもグラグラのフラフラでタクシーに乗ったが、その後きたLINEが宇宙語だった。「だいじょうぶやいで。」「ぶらぶらしてる じゃわーあびても。」「でもマノしかったね。」「へ?しんふよう」

・阿川さんに直してほしいことは?


ご自身に「自分は芸能人だ有名人だ」という意識がまったくなく「それ大丈夫か?」と思う話でも大きな声で無邪気に話す。他の席の人に聞かれるのではないかとヒヤヒヤする。あと、人の名前をうろ覚えで話すので誰の話をしているのかわかるまで時間がかかる。


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