クレイジー伝説として殺人シーンを書く喜び、別の人物になりきって寝る理由、また、好きな男性のタイプなどを語った。
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村田沙耶香とは
2003年『授乳』で群像新人文学賞を受賞し、小説家として華々しいデビューを飾り、その後『殺人出産』や『消滅世界』など、数々の衝撃作を発表。
『殺人出産』では「10人子供を産めば殺したい人間を1人殺してもいい」という過激な表現が話題に。
今年7月『コンビニ人間』で芥川賞を受賞。
純文学作品としては異例の37万部を突破。
そんな村田沙耶香だが、ちょっと変わった一面が。
記者「コンビニでバイトしているというのは本当でしょうか?」
村田「今日も働いてきました」
作家活動のかたわら現在もコンビニでアルバイトをしているという異色の小説家。
独特の感性。
街では声をかけられないが、バイトをしているとかけられる。
バイトをしている日のほうが小説が進むのでバイトをしている。
アルバイト5時間働いてちょうど15分休憩があるので、その15分にいっぱいメモをとってそのメモを元に書く。
強制的に現実世界と接していることが多分自分にとっては脳に刺激をあたえられているんだと思っている。
最初にアルバイトをしたのは主人公と同じ18年前くらい。
意外すぎる執筆活動
午前7時 家の玄関。
2ヶ月ぶりくらいにコンビニのアルバイトに出かける。
午後5時 アルバイトを終えて新宿に来ている。
新宿には喫茶店がいっぱいあるので仕事をしようと思ってきた。
やって来たのは昔ながらの純喫茶 珈琲館 らんぶる。紅茶を頼んだ。
名曲・珈琲 新宿 らんぶる 東京都新宿区新宿3-31-3 1F・B1F
今からゲラチェックをする。今日は延々ゲラの作業をする。
黙々と作業を続ける。約2時間。
午後7時30分 ペペロンチーノを食べてさらに作業をする。
再び作業に没頭。
午後9時 ようやくゲラ作業が終了。
今度は新しい小説を書こうとCOFFEE 西武へ。新作のネタ出し。
作業に没頭すること約1時間。
珈琲西武 東京都新宿区新宿3-34-9 メトロ会館 2F
午後10時 ようやく作業が終了。
午後10時30分 家に帰ってきた。
少し前から風邪をひいていたのだが、まだ治っていないようなので、今日は無理せずに睡眠。
図書館とかよりもちょっと雑音がする喫茶店のほうが進む。
作家仲間からは「クレイジー紗耶香」と言われている。
小説家 村田沙耶香のクレイジー伝説
・殺人シーンを書くのが喜び
生きていたら絶対にしないこと、してはいけないことを小説の世界で体験できる。それがすごく自分の中で実験しているような感じ。
カメラは主人公にあるが、作家はいろいろなところにカメラを置いて書いているので、殺される側の辛さも分かりながら、それでも書いてしまう喜びがある。
大竹しのぶも女優として演じるが、殺すシーンをやったとき、殺した瞬間に「神様許して」と思った。
もしかしたら殺した瞬間に後悔している殺人犯もいるかもいしれないなと思った。変な役をやっていると、そこに酔っている。
・別の人物になりきって寝る
あるあるだと思って喋ったら誰にも理解されなかった。
小さい頃から、村田沙耶香という人間のまま寝るとやらなければいけない宿題とか、明日は体育があるとか、そういうことに囚われてしまうので、ドラえもんののび太とか「私はのび太なんだ」と、のび太になりきるとすごくよく眠れる。
大竹しのぶもやっていた。朝礼のときとか退屈なときに、髪の毛が抜けて金髪が出てきて「フランス人だったんだ私」みたいな感じで、違う次元に行くというか、想像で…
現在独身
結婚していない。今のところ相手がいない。「女性作家はモテないねと」とよく友達の作家と話している。
久本「女性作家と女性のお笑い芸人はモテないのよ~」
タイプは、渋くて声が素敵な人が好き。
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