2015年6月27日(土曜日)のズムサタの「義堂が参ります。」は脇汗対策制汗剤特集。
異常な汗かきとして知られる日本テレビアナウンサー辻岡義堂が、最新の脇汗グッズを紹介した。
最近、塗るタイプの制汗剤が流行っている。その背景に潜む女心とは?

女性の「汗が気になる部位」ランキングの3位は背中、2位が顔、1位はワキの下

22歳 会社員 満員電車気まずい。つり革つかめない。
19歳 大学生 染みているのを見えないようにする。
23歳 会社員 ワキにつけないように、風通しを良くして歩いたり。

そんな女性の悩みを解消する最新脇汗対策グッズがたくさん出ている。

御三家は、香るタイプ、貼るタイプ、スプレータイプ。

今年登場したデオボールは、汗に反応してより香る商品。
汗をかけばかくほど香りが強くなる、塗るワキ汗グッズ。

シートタイプは汗を吸収するのが一番の特長。
スリット加工によって、よりズレにくくはがれにくい。
この貼るタイプのRiffも、今年登場した。

スプレータイプも進化している。
その他、新しく着るタイプも出てきた。

渋谷ロフトでは、新商品が増えたので脇汗対策専用コーナーを作った。

人気はデオボール756円。見た目もかわいくて小さいのでとても人気になっている。
塗りやすいように卵型になっている。


細かい香りの粒が汗に反応して弾け、より香りが広がる。
小さいのでポーチに入れて持ち運ぶことができる。

脇汗対策グッズコーナーでは、塗るタイプが全体の55%を占めている。

ときわ商会の薬用デオドラントクリーム ファイナルデオプラス(ソフトタイプ)は1000円。


塗るタイプが流行っている理由は…

18歳 専門学生 楽だからじゃない? 塗ったら終わりみたいな。
 音もしないし。トイレとかでシューってしたら、「こいつやってるな」みたいな。

20歳 社会人 トイレでシューシューできない。恥ずかしい。

女心として、シューという音が気になる。

塗るタイプでは珍しい使い捨てタイプもある。
8x4ワキ汗EXクリームカプセル(6個入り)550円。
汗の出る汗腺にフタをして、汗が出ないようにする強力タイプ。


撥水性の効果

人の皮膚に見立てたシートに制汗剤を塗ったものと塗っていないものを用意した。
塗っていないシートは1リットルの水をすべて通してしまったが、塗ったものは一滴も通さなかった。

貼るタイプは、洋服にシートを張り、汗を吸い取るタイプが主流だが、
それが今年はさらに進化した。

汗取りシート売上シェアNo.1の小林製薬で話を聞いた。

シートタイプは、直接汗を吸収するのが一番の特長。
切り込みがちょっとだけ入っていて(スリット加工)、ズレにくくはがれにくい。

ワキの下は様々な動きをする部分なので、両サイドに7mmのスリット入れ、
どんな動きにも柔軟に対応できるようになっている。

Riffあせワキパット モカベージュ(20枚入り)561円。


貼るタイプが生まれた背景

ワキ汗パッドのシリーズが生まれたのは1990年。バブル全盛期。レンタル衣裳が流行った。
その高いレンタル衣装(いい服)を汚したくないというニーズから生まれた。

制汗剤は日本でどのように生まれ愛されてきたのか

日本で初めて制汗剤を発売したライオン平井研究所で話を聞いた。
日本初の制汗剤『Ban』が発売されたのは1962年。ロールオンタイプ。

容器の先にボールのようなものがついていて、直接ワキに塗るタイプ
1960年代は塗るタイプが主流だったが、1970年代中頃、スプレータイプが発売された。

ロールオンタイプだと塗るのに手間がかかるので
簡単にひと吹きでできるスプレータイプを発売した。

中にパウダーが入っている。
肌のベタつきを取ってサラサラにしたいという要望から。

女子中高生が運動や部活の後に使っていた。1976年からban16シリーズを発売。

現在は再び塗るタイプが主流に。

ライオンのBan汗ブロックロールオン(せっけんの香り)700円前後。


塗る、貼る、スプレーの御三家に割って入ろうとするのが着るタイプ

ユニクロでは5年前から汗取りキャミソール エアリズム1069円を販売。

汗取りパットがついたキャミソール。
ムレにくくサラサラ感を保つ化学繊維を使用。

ブラジャーの上から付けるものもある。
サッと脱げる!汗取りハーフインナー1069円。

脇の部分に汗をしっかり吸収するパットが付いている。
背中の部分にもパットが付いている。

服を着たまま脱げるのが最大の特長。
ホックが3箇所に付いていて、これらを外すだけで服を着たまま簡単に脱げる。

通勤中ワキ汗をかいても、オフィスのトイレで簡単に脱ぐことができる。